2025.05.19
よっかいちさんぽ!今回は東海ラジオで毎週土曜日夜8時から放送中♪「1・2・3四日市メガリージョン!!∞」の取材で160年続く傘専門店「カサキ」さんに行ってきました。
四日市に傘のすごいお店がある!と噂に聞いていたので念願のロケでした!
店内は色とりどりの傘がたくさん!女性用だけでなく、男性用の雨傘もあります。
創業は慶応元年。もともとは和傘の専門店だったそうで、当時の写真も飾られています。
そしてこちらのお店のすごいところは、アンブレラ・マスターがいるところ!
社長の森さんと奥様の恵子さんは傘の専門知識を持ったスペシャリストです。
お店では傘の修理もしてもらえます!良い鞄を何十年も持つように、傘も正しく丁寧に使えばず~っと持ち続けられるんだそうです♪
さっそくどんな傘があるのか、おすすめを見せていただきました。
良い傘は内側まで美しい…。とてもゴージャスな生地で作られていますが、想像以上に軽くて驚きました。「ね、傘は開いてみないとわからないでしょ?」森社長の名言が刺さります。
こちらはアリスの世界。雨の日って憂鬱な気持ちになりがちですが、こんなに素敵な傘を持っていたら、外にお出かけしたくなりますよね。
紫っぽく見えていますが、光によってピンクに見えたり、オーロラのような色味に見えたり…角度や光で雰囲気が変わるおしゃれな傘。傘の骨が16本あるのも特徴です。シンプルな中に職人技がキラリ。
なんとカサキさんでは、オリジナルの傘も作れるんです。こちらは携帯で撮った猫の写真をプリントしたそうですが、こんなに綺麗に仕上がるんですね♪取っ手も選べるそうですよ!唯一無二のプレゼントにぴったり。
さすがアンブレラ・マスター!正しい傘の畳み方も丁寧に教えてもらえます。
やってしまいがちなのは持ち手を握って回すやり方ですが、これでは傘を痛めてしまうんだとか。写真のように骨の先を束ねて持ち、留め具の部分を優しく包みながら回していくのが正解です!
文字だと伝わりにくいので、ぜひお店で伝授してもらってください♪
さらに日傘も見せていただきました。こちらの傘、内側を見てみると~?
骨の部分が花のようになっているんです!差している人にしかわからないこのこだわり、素敵すぎます!!!!
上品なレースが魅力の日傘。内側は…
エレガント!!表とは違う表情の紺色のレース。気品が溢れています…うっとり。
レースなどの生地で作られた傘は風を通してくれるので、ずっと木陰を歩いているかのような快適さが続くそうです。
個人的に興奮したのは、持ち手です。木の持ち手は種類によって色や質感も違って、全く違った雰囲気になります。例えばこちらは竹の持ち手。熱を加えて曲げるとき、あえて焦げが出るように作られていて、一つ一つ個性があります。なんと奥深い世界。
ちなみに…折り畳み傘が作られたのは戦後。当時は大卒の初任給ぐらいの価格だったそうです。高ッ!
という感じで気が付くとあっという間に時間が過ぎていました。
傘を開くごとに、「おぉ~!」と思わず声が出てしまったり、自然と拍手してしまったり。(笑)傘は芸術品ですね!!
お店に来るお客さんも一人平均1時間半くらいかけて傘を選ばれるんだとか。たくさんの傘を開きながら、全身鏡を見て自分に合うものを選んでいくのが楽しかったです。皆さんもお気に入りの傘を見つけてみてはいかがでしょう♪ハリーポッターが杖を選ぶ時みたいな、これだ!という感動を感じられる!はず!!!